米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハザウェイは2月27日、2020年版「株主への手紙」を公開しました。バフェットは、昨年8月日本の商社株への投資を表明しましたが、今回、上場株の保有額上位15銘柄に日本企業として初めて伊藤忠商事が入っています。

バフェットは、石油会社を買い増し、航空会社を売却しました。2016年から投資を始めたアップル株は、2020年に110億ドルの売却益を得ましたが、アップルは大量な自社株買いを行ったため、バークシャーハサウェイの保有比率は、5.7%から5.4%の低下にとどまりました。バフェットは、引き続き、中長期的には米国経済に強気の見方を示しており、「決して米国が衰退する方向に賭けるな（Never bet against America）」と述べています。

伊藤忠商事　3/1　3292円　（上場来高値）